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日記…?

筑波大学のAC入試ってどんなもの?試験の流れや面接の様子を紹介!

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筑波大学中央の様子

こんにちは。

現役大学一年生のふうがです。

実は私は、茨城県にある筑波大学のAC入試という入試にこの春合格しました。

所属は情報学群 知識情報・図書館学類です。

 

本日は、タイトルの通り、「筑波大学のAC入試」についての記事です。

この入試の形態を考えている人、

ACに限らず筑波大学の入試を受けようと考えている人、

などにお勧めです!

 

もくじ

 

 

1.AC入試について

まずは、AC入試ってどんなものなの?ということについて。

AC入試は正式名称を「アドミッションセンター入試」といいます。

他の大学では「特色入試」「AO入試」などと呼ばれている入試形態に近いかと思います。

では、他の大学のAO入試筑波大学のAC入試はいったいどんなところが違うのか?

どんなことを重点的に評価されるのか?

そんなことをお話しします。

 

まずは、筑波大学のAC入試とはどんなものか。筑波大学のHPから引用します。

 

志 願 者 の 主 体 的 で 継 続 的 な 取 り 組 み( 最 近 2 年 間 、又 は そ れ 以 上 の 長 期 間 に わ た る も の ) か ら「 問 題 解 決 能 力 」 を 評 価 し ま す。この入試の合格者にふさわしい志願者がいないと判断した 場 合 は 、募 集 人 員 ど お り に 合 格 者 を 決 定 す る こ と は せ ず に 、個 別 学 力 検 査 等( 前 期 日 程 )の 募 集 人 員 に よ っ て 、そ の 人 員 を 充 足します。以下の各学類・専門学群のアドミッション・ポリシーと 併 せ て 評 価 し ま す( 最 新 の ア ド ミ ッ シ ョ ン ・ ポ リ シ ー は 学 生 募 集 要項で確認してください)。

*1

 

とのことです。

大学の見解に沿って噛み砕いて説明すると、

  • 自分の興味関心についての研究をしている生徒
  • 主体的で積極的な取り組みが十分に行われている生徒
  • 大学で学ぶにふさわしい能力や意識のある生徒

を募集しているということです。

何か実績や功績があればいい、というのは他の大学も同じですが、筑波大学はそれに加えて

「興味関心に基づく継続的な研究」を求めています。

はっきりと目に見える形で、その人にとって「大学での学び」がどのように重要で、その学びと高校時代の研究がどのようにリンクしているか、ということを明確に示さないといけないわけです。この部分が他の大学においてのAC入試との大きな違いであると思います。

 

 

2.AC入試の形態について

さて、ここまではAC入試とAO入試の違いについてを論じてきました。

次に、そのAC入試がどのような方法で行われるのか、ということをご紹介いたします。

 

まずは、昨年(2020年)度筑波大学AC入試のスケジュール画像です。

左列の青い枠がAC入試の欄です。

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引用 

(引用 19716-afa88e41b6e70f2e6f8a44da301b3d5e)

ご覧の通り、AC入試には

①第一次選考(書類審査)

②第二次選考(面接試験)

の二つの試験があります。

 

①第一次選考について

第一次選考は書類審査です。

 提出する必要のあるものは、『調査書』『志願理由書』『自己推薦書』のおもに三つです。 

 調査書は学校側が発行するので、受験生が自分で書かないといけないものは志願理由書と自己推薦書の2つですね。

 志願理由書は学群や学類により既定の文字数が定まっているので、それに合うように志願した理由を書きましょう。

 (おそらく)一番の決め手となるのは自己推薦書です。この自己推薦書、実は、A4の紙なら『様式自由』なおかつ『枚数無制限』というものなんです。そのため、枠組みや文字数に囚われることなく自由に記述ができます。『私はこれまでこんなことに興味があった!』『こんなことを研究した!』『この研究を大学でさらに深く!』など、筑波大学への愛情を余すことなく表現しましょう。

 この自己推薦書は、書き過ぎに越したことはないです。熱意がないとそもそも量を書くことが不可能ですし、大学の先生方も大量の自己推薦書を見たら大学への熱意を感じることでしょう。ちなみに筆者はこの自己推薦書は合計して60枚ほど書きました。(私自身の入試体験は後日、別の記事にまとめたいと思います!)

 自己推薦書を終え、志願理由書を書き、調査書を学校から受け取ったら、必要な書類を封筒の中に入れ、しっかり封を留め、簡易書留・速達で筑波大学のアドミッションセンターに送付しましょう。本気で書き上げた書類を郵便局で手放すときにはきっと、あたかも我が子を送り出す親のような気持ちを味わうことができるでしょう。

 これで第一次審査は終わりです。第一次審査の合格発表までに一ヶ月ほど間が開きます。この間は第二次審査に向けての面接の準備とセンター試験(今年からは共通テスト)や二次試験に向けた準備をしっかり行いましょう。合否が気になり勉学に身が入らないこともあるかもしれませんが、ここで気を抜かないようにしましょうね。

 

②第二次選考について

 いよいよ一次選考の合格発表です。封筒が自宅に送付されます。一次試験が合格であれば合格通知書が封筒の中に入っていますので、それを確認し、一通り喜んだところで第二次選考の準備を始めましょう。戦いはここからです。

第二次選考は、面接のみです。面接の様子を表したイラストを下に添付します。

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こんな感じです。

受験生一人に対して面接官の先生が三人です。

この形式の面接がおよそ30分間です。

もしかすると、この図や3対1という人数比を知って、「こわそう」と思った方もいるかもしれません。

私も面接を受ける前はそのように感じていました。しかし、いざ面接を終えて見ると、とても楽しかったことに気づきました。

面接官の先生は、私が一次試験で書いた自己推薦書の中から、気になるところやより深く知りたいところを聞いてきます(聞かれたことの詳細は後日)。つまり、自分が書いたことをもっと詳しく、しかもその学問の専門の先生と喋ることができるのです。楽しいに決まっていますね。

…とまあ、このようにして無事に30分間の面接を終えたら、試験の全日程は無事終了です。

事故に気をつけて、自宅まで帰ってください。帰り着くまでが試験です。

 

それから数週間後、2次試験までの結果を総合して合否判定がなされます。

合格だった人はしっかりと入学手続きを、

残念ながら不合格となってしまった人は推薦入試や一般入試に向けての準備を行ってください。大丈夫!まだチャンスはありますよ!

 

と、AC入試の全体的なスケジュールや流れはこのような感じです。

何度か書いた通り、後日、自分自身の体験記を記事にしますので、感情や書類執筆時の心境などが知りたい方はそちらもご覧ください!

 

この記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。

ぜひ、筑波大学でお会いしましょう!

ではでは👋

 

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